─ 翌朝 ─[普段から早起きの習慣つけといたお陰か、きちんと早起き出来た。お兄ちゃんの教育の賜物やんな…。朝ちゃんと起きんと怖かったさかい]お、風止んどるやん![借りた部屋の窓から見た外の景色は滅茶苦茶やったけど、風は吹いてへんかった。これやったら帰れるで。うちは手早く身支度整えて、エントランスホールん降りたんや。そしたら丁度ギュンターさんも屋敷の奥から出て来てん。顔でも洗ろてたんかな、やっぱ歳食うと朝早いんやろか。そう思うたけど、口には出さんで笑顔見したんや]