え、ほんとになるんだー。
後が無い時かー・・・うーんあんまり使われると困るかも。
[ほんとに火になるのかと思えばやや眉が下がったり。
とはいえとりあえず気を取り直してから。
ふより、ふよりと、見える人には土精、風精を中心に精霊らが集まってくるのが見えるはず。
得意の水の魔法を選ばなかった事がさて吉と出るか凶と出るかはどこぞの神のみぞ知る。
ふわんと髪を風が持ち上げ渦を巻き始め、
頭上に出来た渦は徐々に広がり始めは木の葉や小石を巻き上げる。
風の音は段々と強くなり、次第に周囲に生える樹の枝を折るは毟るわ、
果ては埋もれる岩をも持ち上げ、凶悪な竜巻を作り上げた。
無防備に中に入れば一溜まりもない。]
よ…っと、これくらいなら大丈夫かな。
上手く避けてねー?
[そうされると意味がないのだが。
そんな事を口にしながら、頭上の竜巻をミリィらに向けてぶん投げた。]