―― 回想・集会場前 ―― もう、終わったの? 案外、早かったね。[彼女の手荷物に視線を遣り、 微笑で頷きながら声を掛けた。] ……どんな感じ? 矢っ張り、本物の銃?[自分でも莫迦な事を聞いているなとは思いつつも 本物だなんて今まで触れたことも。 ましてや、見た事すら無くて、資料の上でだけだから。 声にはかなりの好奇心が滲みでてしまっただろう。]