― 談話室 ―[そっと握り返してくれた手>>136の温もりに縋って談話室へ。ゆっくりと歩いたのに鼓動がいつもより早い。談話室に誰かいたなら、少し強張った顔でぺこりと頭を下げる。おはようございますの声は出なかった。昨日と同じようにエーリッヒと隣り合って座ると>>136顔を覗き込まれて息を吸い込み]……うん。[コクリと唾をのみ込むと、小さく肯いて先を促した]