―翌朝―[ギュンターの私室をノックしようとした時外から少女の悲鳴>>97が聞こえた]………、……。[只事ではないと思い、直ぐに声のした方に向かった。その場にたどり着く頃には人が集まっていた。ベアトリーチェが介抱されるその傍らには紅く染まる雪、ギュンターの無残な姿がある。驚愕に見開かれた男の双眸がその光景を映す。呼吸するのを忘れたかのような時間が幾許か。思い出したように、吐き出される息が白く烟る]