― 翌朝/黒珊瑚亭 ―[差し伸べられた手をぎゅ、と握り返す。 カルメン>>130に支えられてよろよろと立ち上がり。 ゼルギウスに近寄る前に立てなくなったから汚れてはいないけれど、震える手はおさまることなく] ……ありがと[笑みを返そうとして、くしゃりと顔が歪む。 いままでに亡くなった人を見た事がないわけじゃない。 それでも、ゲルダの、そしてゼルギウスの死に様には衝撃をうけるしかなくて。 上手く笑顔を作れなかった]