― 広間 ―
[ユージーンから会釈を受け>>138、細い目を更に細めるようにして笑みを返す。
其れから、ハーヴェイと交わされていた会話を追うように窓の外を見遣って]
……確かに、此れは荒れそうだね。
屋根のある場所に辿り着けていて良かったよ。
[くす、と零す音は彼の言葉に更に乗せて冗談混じり]
[其処に、差し出されたカップ。
追い掛けるように見上げれば、其れはラッセルから伸ばされて]
…おや、遣らせてしまったかな。
すまないね、ありがたく頂くよ。
[謝罪と礼とを合わせて紡ぎ、カップを手に取る。
ゆるり、香りを堪能してから口元に運んだ]