─アーヴァインの部屋前─[何度か苦しげに呼吸を繰り返す。ギルバートの服を掴んで居た手に触れられると、一度だけピクリと反応したが、抗うことは無かった。手は小刻みに震えている]………。[下へ、と促されると素直に頷き。ギルバートに支えられ立ち上がる。服を握る手はそのままに、反対の手は胃の辺りを抑えるようにして、階下へと向かって行った]