[ともあれ、いつまでもここにいても仕方ないか、とゲルダにも休むように促して。自分も階下へ向かおうとするものの。ふと、足を止めたのは──気まぐれか、ポケットの女神の誘いか]……ちゃんと、探せなくて。血ばっかり見せて。……すまねぇ。[小さな呟き、それへの反応を見る事はなく、階下へと向かい。自室で一人、物思いに耽る内に、時は過ぎ行くか**]