[上から降ってきた声に顔を挙げると、そらよりもあおい髪が眼に入りました。] こんにちわ、ユリアン。 風が吹くのに、誘われて来たんだ。[それはつまり疾風の力を感じ取ったということでした。そばに近寄ったのなら、魔法を使っている訳でもないのに、ベアトリーチェのからだを天聖の力が薄く纏うように包んでいたのがわかるでしょうか。]