[広間に入る前。アーベルの傍にあった血のついたスティレットを手放そうとしない>>136クロエに危ない、と口にしたのだが。それが手から放されることはなかった。少女はスープを作りながらそれを思いだして。はふ、と小さく息を吐いた。スープが出来上がると、広間にいる人数分を盛り分けて持って行く。スープの出来は少女にしては珍しく見た目も味も美味しいと呼べる代物だった。]お姉ちゃん、スープ、飲んで?体、あったまるよ。[ぼう、とした態のクロエ>>138に声をかけた。]