[枝の魔力を受けた流砂は、だいぶ流れを弱めるものの、まだまだ落ちてくる]るー。まだ、足りてない。ですよ。りぃりぃるぅ、るうら、りぃ。《疾風の御霊、集い来たれ。終わりなき力の流れ、一時断ち切るため》[続けて唱えたのは、疾風の精霊への呼びかけ。周囲の大気が刃となり、唸りを上げて、流れへ向かう]