[咆哮に込められた力に反応してか、異形竜は触手を伸ばし盾の様にそれらを組んで力を阻まんとする。しかし力がぶつかればこちらのもの。本来あり得ぬ存在を均そうとする力は、正さんとするが故に異形竜の動きを阻害する]───……けふっ、[身に宿すありったけの力を込めたため、仔犬は力尽きてその場にへしょりと伏せた*]