もう平行線どころか、交点どっかで過ぎて離れっぱなしやもんな。
[マリーの呟きに、こちらも頷く。
互いに守りたいもんがあるのわかってて、自分のそれを犠牲に差し出せない以上、ぶつかるんは自明の理]
わあってる!
うちかて負けられへんからなっ!
[振りかぶる動きを睨むように目で追う。
と、延びた剣が間合い予測を外し一気に迫った]
ちっ!
[後ろに地を蹴り浮遊で逃れる。そしてそのままマリーより上へ。
陸上部で鍛えられた足も、二階程度までは届かないであろうと、浮く力を消して今後は逆に此方が上から振り下ろす]