[レイスが何をしようとしているのかを正確に把握していたとはとても言えはしないでしょう。
ただレイスの淡々とした言葉>>134に、このまま唯々諾々と菓子の木に都合よい制御を受け入れる事はできなかったのでした。]
邪魔する と、いっただろう!
[手出しするなと言うしゃがれた声>>138に怒鳴り返します。
エント>>136が言う穏便の欠片もありません。
ブワッと噴出する水蒸気の中でイフリートの身の端々が赤くチリチリ音を立てました。
穏便とはとても言えない手段は水を食らった分だけ魔人の体も削っていきます。
白い幕がはれた時その姿があったなら―――削れた断面に赤い炎を覗かせて佇んでいるのでした。**]