[部屋に戻り、はあ、と息をついて]……元々、不安定になっていたところに、『司』の力が逆流して……かなり、均衡を失している……。あのままだと、新たな『憑魔』にも、なりかねないかも知れない……。[そんな呟きをもらしつつ、着替えを引っ張り出す]……手持ちの胴着は、これが最後、か。[そんな呟きをもらした直後。不意に、風が警告するように、ざわ、と揺れた]……この感じ……![掠めるのは、嫌な予感。ともかくも、と着衣を改め。しばし悩んでから、ベランダへ]