―広間―
[ギュンターの話が齎した物は、言いようのない重い空気。
補足のように自分が知っている話を付け加えると、イヴァンが見た事もない表情>>135で嫌悪感を示す。
男の話を聞いたか聞かずか、ギュンターが広間を去るのをエーファが追いかける>>137のを見送って。
そうして、男もまた重い溜め息を一つ、吐いた]
気分が悪いのは俺もだよ……
処断?俺たちに……みんな知り合いしかいないってのに?
でも、事実なら……できるかよそんなもん。
[いつにない苛立ちを滲ませて言葉を落とす。
風邪で気が弱っているだろうユリアンは大丈夫だろうか。
見ればやはり混乱した様子>>141で呟くのに苦笑しか返せないのが情けなかった。
そして、唯一の女性であるカルメンは大丈夫かと視線を向ける。
どう言葉を繕っても、上手く宥める事ができる自信は無かった]