─2F廊下→ ─…うん、じゃあ。桜子ちゃん、一緒に行ってくれる?それ、じゃ、川島君。行ってくるね。[白い顔でも無理に笑顔を作って桜子に頼んだ。春陽にそう告げた後、桜子と共に宿直室へと向かい。いつしか二人駆け出していた。繋いだ手は、無意識にぎゅっと握る力が強まっていた。]