―浴室―[代わりの服は用意するから先に入っていてと、ゲルダに促されのろのろと服を脱ぎ籠に入れる。懐にいれてあった木箱は、棚のほうに置いた。服に手をかけ脱ごうとすると、ポケットの中に何か入っているのに気づく。何だと思い手を入れると、そこから人狼と思われるものの毛玉が出てきた。]持ってたままだったか…。[毛玉を見る目は忌々しげで。こんなもの要らないと、捨てようとしたが手を止めて。暫し考えた後、木箱の横に取っておいた。]