─ 黒珊瑚亭・食堂 ─[心配させる、という言葉>>136に、こどもはむう、とむくれる。けれど、野荊の絡む脚に視線が向けられると、少しだけ、へにゃりとした]……大丈夫、だよ。いたい、って、いっちゃ、ダメ、だから。[ぽつり、と呟く。一輪だけ咲く花が、わらうように、揺れた]