異界開門、介盟友其力与我![呪を紡いで筆を滑らせる。宙に描かれたのは「蔓」の文字。書き終わったその文字を左手でバンッと叩くと、文字から太い蔓が伸びて行く。蔓は滝の上に昇ってしまった鯉へと絡み付き、その位置から下流へと引き摺り下ろし、地面へと叩きつけた]鯉ん叩ぎいっちょあんがりぃ〜。『タタキはただ叩くだけでは無いのである』[地面に激突させられて、何やらちょっくら変形していた鯉はふっと消えて金色の欠片へと変化した]