─ 翌朝/黒珊瑚亭 ─んーん、お互い様よぉ?昨日は、ぼくが助けてもらったんだもの。[ありがと、という言葉>>139に、ふる、と首を横に振る。ヘルムートの声>>142が届けば、お願い、と声をかけ]……シスター?え、と。ゼル先生、が。[さて、と歩き出そうとした矢先。聞こえた問いかけ>>138には、やや、沈んだ声でこう返して、それから。今は、とユーディットを紅の見えぬ所まで連れて行って、空いている椅子へと座らせた]