[砕け散る光に、天鵞絨を細めたのは僅かな時間。
迫る雷を飲み込み、駆けた炎に一つ、瞬く]
……相棒殿、か……。
ありがと、な。
[助けられた、と悟るや、零れたのはこんな言葉。
それから、マシ、という評価に僅かに苦笑する]
多少は進歩、出来てた、って、事で。
傷は……最初のが、効いてる、から、大丈夫だ。
[実際、完治には至らぬものの、痛みは大分和らいでいたからそのまま告げるものの。
治りきっていないのは事実なので、反論の余地はなく。
……ついでに、精神力もぎりぎりなので、抵抗の余地もなかったりする]