人狼物語 ─幻夢─

103 氷面鏡に映る彩


仕立て屋 ユリアン

―廊下―

[黒猫が喉を鳴らし>>136ている。
この館へ来るときは大抵ビルケも連れているので、モリオンには嫌がられてばかりだ。
苦笑しつつそう思い、扉を開けて待った。

エーファが何かの決意とともにライヒアルトの部屋を出>>137たことには気づいたが、
問い質しはせず。

歩きながら語られる旅人の話>>138には、小さく何度も頷く。
「ゼルギウスさん」>>138という名前に、ようやく相手の正体を知った気がして、]

 そうだね…。
 逃げてきたけれど、やっぱり逃げ切れなくて、
 あれは絶望だったのか、な……。

[イヴァンと揉み合っていたときは、どこか錯乱していたふうでもあったなと思い出した。

後悔は苦い。
あのとき、自分に今の冷静さがあれば、彼を死なせるようなこともなかったのだろうか。]*

(145) 2017/01/21(Sat) 17:01:37

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