―祭り会場内―
[残念な異界龍は置いておき、
参加申請書を見せられると]
エーリッヒも参加するのですか?
[尋ねた言葉には肯定の意を返され、続いた言葉に笑いかけながら]
いえ、やるからにはしっかりと、これも修練だと思いなさい。
[参加申請書を出しにいく彼を見送りながら]
悪い子ではない、はずなのですけどね…
[呟いてから回りにいた人たちがこちらを見ながら、なにか囁きあったりしている。
先ほどの公演を見ていたものらしく、さっきの魔法少女じゃないとか、声かけてこいよとか聞こえてくる。
自分を知らないものはまだ学院には多いのだが、今回のことで余分な知名度は上がった気がし、ため息を一つ*ついた*]