そんな風に思ってくれるのはラーイくらいよ。もっと優しくなれたら良いのだけれど。[ライヒアルトに対して優しくあれるのだとしたらそれは女にとって彼が大事な存在であるから。義兄と共に過ごした時間の方が長いけれど歳近いこともありこのおとうとに懐くのは早くて]ラーイはあんまり私を甘やかしてはダメよ。何時まで経ってもおとうと離れ出来なくて……それだとラーイも困るでしょう?[小さく微笑み首を傾ぐ。なら、と続く言葉には体調を案じる言葉は飲み込んで彼の言葉を信じ一つ頷いてみせた]