「ぴぎぃ…」
[何か小さな生き物が鳴き声をあげてそのまま地面にぽてりと落ちると動かなくなる。
しばらくしてそれはアメーバ状の物体となってぐじゅぐじゅっと動かなくなった]
PMCか…
[注意深く動かなくなったアメーバ状のものと暗がりの隙間とを見比べる、ゆっくりと近づき積荷をどかすと壁に小さな穴が開いているのが見えた]
嫌な予感しかしないな……
[穴の先が通じる場所、考えたくもないが最悪の事態が的中していることを予感させるには十分だった。
妙にざわつく感じがする。戦場にいたときのようなそんな緊張感が浮かぶ]
とりあえず、報告と…穴の調査だな…。
[メールで簡単にクローディア宛にその穴の件とPMCに襲われたことを伝える。一緒にスティーヴがいたならばそこに伝わったことだろう。
穴の調査は今の装備ではできないのでそのままにしておくことにして他の場所も調べて回ることにした。
結局その後めぼしい異常なども見られず、逆に襲ってきたPMCが小さなもの一匹なのがなおのこと不安の種となっていた]