―宿屋/食堂―つまり、ライ君はモテモテって事でいいのかな?そっかぁ、神の愛って大変だから、修道士さんも大変なんだね。[妻の説明に、判ったような判ってないような言葉をなにやらゆらゆらしながら告げる。と、ユリアンが去り際零す言葉に揺れる紅を細めて、うっすらと微笑んだ。けれど、何も告げることはないまま。]ん。ちょっと、疲れちゃったのかな。眠くなってきた……―――[見上げてくる青に、微笑を深めて、片手を伸ばす。生まれ持った色素故に、あまり頑丈でない身体は傾ぎ]