『また訳のわからんことを…さすがにアレは詠唱無しで打ち返しは無理だぞ。』うん、わかってるー。[そういうと、伸ばした腕に鴉を乗せたままリボンにマナを集中させて。]マナよ集え 吾の望みに従いて焔と炎よ 竜を産み出せ![叫びと共にリボンを上へと投げればそれに向かって共に飛んだ鴉も一鳴き。その鳴き声にも力が宿っていたと見るものが見れば解るだろうか。力を受け宙を舞ったリボンに纏った炎は、竜の形を成し。そのままこちらへと向かってくる竜巻へと─!]