─昨夜/ →自室─[ゲルダが部屋に戻る時は、何かあったらダメだからと、オレは一緒に行くことを申し出る。頼りないとか言われたかもしれないけど、オレは頑として譲らなかった。ゲルダがさっさと二階に上ったとしても、オレもその後に続き、部屋に入るのを確認してから、オレも隣の自室へと入って行く。何も起こらなければ良いと思いながら、何かが起こる確信めいたものが胸中にあった。それを胸に、オレは眠りへと落ちて行く。夜中に隣でゲルダが苦しんでても、悲しいことにオレは気付くことが出来なかった]