― 中庭の一画 ―
[ものすごい勢いで駆けてきた相手>>139に、貴様呼ばわりされて目をぱちくり]
いきなり何だ?
[少々むっとした顔になったものの、どうやら、相手の言葉が自分のふみつけているふわふわを指しているのだと気付くと、一転して気まずそうな表情に変わる]
あ、ああ、これはキミの使い魔か?
[言われた通りにピンクのふわふわから足をどけ、丁寧な手つきで拾いあげた。ふわふわしたふわふわの表面は、しっかり足形にへこんでいるが、何しろふわふわだからすぐにふわふわに復活するだろう]
すまなかったな、シュトーレン。
[拾い上げたふわふわに、真顔で謝っているが、聞いた名前は勝手に簡略化されていた]