― 談話室 ―いいのっ!?[父の声>>145に目を輝かせ、いっそう真剣に3つのパイを見つめる。少しして、他の二つにはまだ悩ましげな視線を注ぎながら、半月型のカボチャパイを手に取った]いただきまぁす。[サックリとしたパイ皮を齧れば、中の橙色がホックリと口の中に転がり込んできて。幸福感と共に広がる甘さは、温かなお茶とは別に内側を満たしてくれる]おいしい…!ママが作るのも美味しいけど。なんでエーリさんはこんなの作れるんだろう。[とろけ落ちそうなほど緩んだ頬に手を添えて、笑顔でしみじみと呟いた]