― 大広間 ―
あら。
貴方も、だったんですね。失礼しました。
[その青年>>134から挨拶と共に返ってきた訂正の言葉に、メーフィエは瞬き。
自分もまた「雨宿り客」であると認める言葉を返した。
それからロングテーブルの席に着いたところで、少し離れた暖炉の方から先程の青年からの声が掛かり、振り向いた。]
あぁ、あたしは、メーフィエ。
サーシャさん、ね。それに、其方の方も――、
その、宜しくお願いします。
[暖炉の方に顔を向けると、サーシャが立つ傍にあるソファに、もうひとり若い女>>145の姿が見えた。
この名乗りは、そのふたりに向けたもの。]