[赤いひとの目の前で>>147尻尾がゆらりと揺れ、ざっぱーん!と飛沫をあげて赤い狐が波間から空中へと飛翔する]やー、俺、飛べるの忘れてたよね、一瞬。[もぐもぐごっきゅん!呑み込んだのは、ついでに海中でげっとしたお魚さんらしい]助けに来てくれたんだろ?わりーね、お礼に送ってくぜ?[人語を話す狐はにかりと笑って、レディアの傍に寄っていく。背中に乗れ、と、誘うように、したぱたと紅い尻尾が揺れた。飛んでいけば海岸までは一瞬だ**]