― 聖堂外→談話室 ―……うん。[父に嫌われると、本気で怯えたわけじゃなかった。ただ、その可能性を考えただけで悲しくなってしまった。ほんのりとした笑み>>145に頷き、瞳潤ませたまま唇に入った力を緩める]そう、なのかな。[並んで歩く>>146エーリッヒを見上げた顔は、複雑な表情を浮かべていた。望まれていないと言われると迷う様子で。故人の遺志は分からないと言われてからは、下を向きながら歩いた。否定したい気持ちが強かったのだけれど、自分でも確信はまだ持てていなかったから、困ってしまう]