─中央ビル一階・広間─
[朧紗ののんびりとした声には笑みを返して。片目の男──ヴィリーの返答には軽く首を傾ぐ仕草。チリリ、とイヤリングが鳴る]
……そうですわね。
変わろうとも特に問題はありませんわ。
それで仕事がやりやすくなるのでしたら、貴方の利となるのでしょうし。
[変わる、の部分には別の意味も含まれていたが、気付く者は居たかどうか]
回復が早くて何よりですわ。
こうして『遊戯』にも参加出来たのですしね。
[そう返した後、ヴィリーと剣は立ち去るようで。引き留めることなくその後ろ姿を見送る。手を振ることは無く、笑みを向けるのみだったが]