[殆ど眠らなかった事を、咎められるよりは心配されただろうか。少しは眠った方がと言われれば、ふるりと首を振った。]大丈夫、仮眠は少し取ったから。それよりもう日が昇り始めてるし、朝の支度しないと……。[そう言ったものの、今度は夫が譲らなかっただろう。子の為といわれれば、反論は出来ずに大人しく一度寝室へと連れられて、少しの間だけでも横になり眠る事にした。]