[ずしゃぁごろごろ……、と不時着&横転。剣も着地の衝撃で手を離れ、がらんがらんと転がる。刀身からは先ほどまでの光は失われ、今はただの見た目古い剣でしかない。]くっ……ぐぅぅっ。[そんな状態でも辛うじて意識を保っていたのは。彼女の意地であったのだろう。しばし、唸り声を漏らしていたが]くっそ………しまらない……ですね。ああ、勝ちたかったなぁ。勝って……ゼルギウスさん………と[そこで限界が来たのか、糸が切れたように意識を手放す。その目から一筋の涙が零れ落ちた。]