― 三日目朝/黒珊瑚亭 ―
[やってきたシスター>>138の声に、小さく震える。
ゲルダが死んだことを思えば、彼女のほうを見ることはできなくて。
カルメン>>144につれられるまま食堂の隅の席へと腰をおろす]
……ありがとう、ごめんね。
[人が増える気配を感じながらも、まだどこかぼんやりとしたままで。
父親がいつのまにか置いていったお茶にも気づかない。
庇いだてをしない父親はそれをすれば死が近くなるだけだと知っているかのように、何も言わぬまま。
食事を求める人がいるかどうかも気にせずに普段どおりに動いている]