─ 外 ─[エーファから木橋の復旧作業が始まっている>>86という話を聞けば、外へ出て見に行く。馬布のコートの襟を立てながらも、耳に作業をする人びとの声を届けられ、安堵の息を大きく吐いた。見上げれば、朝から変わらぬ冬の曇天>>23が広がっている。] 橋さえ復旧すれば……。 終わる……何もかも。[『場』が終わっているのかどうか、ユリアンに知るすべはなく。ただ希望を込めて口に出す。]*