─西館・廊下─……ん、ああ。助かる。いや、そのくらいはわかるから、安心しろ。[毒は出さない、というマテウスの言葉に一つ頷き、蔦が切り裂かれるのを眺める。かけられる呪の感触と、レーグの感触と、その双方に真紅を細め]……悪いな。[珍しく、殊勝な物言いをしたのも束の間]珍しい、ってなんだ、珍しいって![見せに行く、という物言いに突っ込み一つ。水晶龍は呆れたように尾をゆらり。それでも、そのまま食堂に連れて行かれ、委員会が来るまではしっかり晒し者に*なりましたとさ*]