[玄関でクレメンスが居る場所を聞いたアーベル。部屋に運ぶと聞こえたけれど彼の姿をみればまた取り乱してしまいそうで手伝うとは言えなかった。広間で暖炉の火をぼんやりと見詰める。心此処に在らずというった態。けれどエルゼリート声が聞こえればピクと反応を示し]……玄関を、出て、右手の方に。[何があったか察しているだろう気配と問いにポツ、と義兄の眠る場所を返した**]