[気にする風でもないカヤの反応には微かに安堵する。見上げる眼差しに紺の双眸重ね]カヤにかっこいい細工って言われるのは最高の褒め言葉かな。ありがと、……、って、なんだ、それ。どこで覚えてきた、そんな言葉。[女性関係の浮名が子供の耳に入っているとは思わず些か慌てるような反応になる]別にモテてないし。嫁もいない恋人もいない野郎を捕まえて言う台詞じゃないっつーの。[困ったようにわらいながら軽い響きで返した]