……こうやって、支えてくれるの、嬉しい、けど。
私、何も、返せていない、のに。
……それどころか、無理な事押し付ける方が多いのに。
なのに、どうして、そんな……甘やかすようなこと、言えるん、ですか。
[少しの間を置いて紡いだのは、抱えていた疑問。
望まれるに応ずる事自体は、神格としての在り方にも通じるから理解できるけれど。
自身がそれに、相応の対価を齎せているとは思えない。
思えないからこそ、本当にいいのか、という疑問が先に立ち。
結果として、願いを素直に口に出来ない状態が続いていた]
……もらうばかりで、返せないのは……いや、なのに。
[負担になるようで、とは口にはしないけれど。
消え入りそうな声には確り、それは現れて。*]