─ 広間 ─[広間に戻ると、言われるままに椅子に落ち着いて。用意された食事>>150に、きょとん、と瞬いた]あ……ありがと、ユリさん。厨房は、好きに使って大丈夫だから、そこ、気にしないで。[勝手に、という言葉にふる、と首を横に振って。甘いものが、と言われるとほんの少し、表情を緩めた]わかった、なんか、あまいの作る。[料理は作っていたけれど、菓子類は作る余裕もなかったから、そう言って笑う。完全に安心できる状況ではないけれど。料理の温かさは、じわ、と内に染み入った。*]