― →宿屋 ―[周りの空気がおかしかった。人の視線を気にしないウェンデルでも、其れは伝わった。だが、半分寝た頭では、ふらふらと宿へ向かうのが最優先される。団長が、なんて声を聞いたが、頭の中からそんな言葉も、飛んでいった。起きていた所で、それくらいには眠かった] はよ。 めしー[言葉はいつもより少ない。目が半分閉じている]