[己の亡骸を見られた時に格好悪いと思ったように
人にそういった姿を見せるのが苦手だった。
弱さを見せて認めてしまえば自己嫌悪が強まる。
それを避ける為の虚勢は死して尚、鎧のように纏われる]
うん、そうなのかなぁと思ってた。
そうだと嬉しいって願望込みなんだけどさ。
ゆっくりとキミの見ていたものを見せてもらいたかったな。
――…この湖畔の景色も、きれいだけど
他のページも、みてみたかった。
[果たせなかった約束の一つベルナルト>>137から聞けば、
眉尻を下げて、うん、と頷いた。
そのために残していた魚は難逃れたと知らぬまま
小さないれものの中を泳ぎまわっていることだろう。
複雑な色のみえる笑みに欠ける言葉を失い柔い視線のみを注ぐ]