[>>150 クレメンスにいる? と薬缶を指差しながら首かしげ。もちろんコップなんてない] あぁ、誰にだって感情はある。飲み込まれないかぎりそーだわな。 ――まー、伯父様にはわかっているだろうからいいか。[誰かが護った日ではなく、誰も襲われない日があった。あれは……] 俺は、先生みたいにそういう力を持っていないから。 その気になったやつを、先に殺して口を防ぐしか、ミハエラを守る方法はなかったよ。