―元宿屋・広間―[ライヒアルトの紡いだ理由>>145に漸く得心がいく]同じね。ラーイも起きてたなら一緒に居れば良かった。私も遅くまで繕い物をしていたから部屋に戻るのが遅くなって。[苦笑浮かべる弟のような彼に呼ばれた理由を告げた。エーリッヒの声>>149に嗚呼と声を漏らし]ゲルダさんのいいもの。[荷物を置く前にカウンターでみた其れを思い出し菫色の眸が嬉しそうに細められる。こくん、と彼に頷きを向けてみせた]