うん?──…そうだな、なら、一口貰おうか。[見上げてくるイレーネ>>150の心遣いを受け、娘の方へと身体を乗り出す。手にしているパイの端を、普段の一口の3割程度で齧り取った。口端から、ほろ、と零れかかるパイ生地を親指で抑えてそのまま口の中へ]…ん、美味いな。[素直な賛辞を口にして、イレーネに小さく頷き返す。妻の料理の方が美味いが、と言う惚気は心中のみに隠された**]